夏休み、帰省や旅行を考えていたけれど...という人、東京駅に今から約80~90年前、昭和初期の東北の暮らしを見に行ってみるのはどうだろう? お出かけや通勤、旅行帰り寄るのにも便利。
場所は、丸の内駅舎内の美術館「東京ステーションギャラリー」。9月25日まで開催中の「東北へのまなざし」展ペアご招待チケット(2枚)と、東北の都・仙台から届いた昔ながらの素朴な仙台駄菓子「ゆびわ」、両方をセットで5名様にプレゼント!
東北各県を故郷にもつ人にとっては懐かしく、行ったことがない都会っ子には外国みたいで珍しい、少し昔の東北の人々の暮らしぶりと生活の道具。その素朴で力強い美しさに触れてみてほしい。


芹沢銈介《日本民藝地図(現在之日本民藝)》部分/1941年/日本民藝館

「東北へのまなざし1930-1945」展示の見どころ

時間旅行の案内人になるのは、ドイツ生まれで世界的建築家として活躍したブルーノ・タウト、さらに工業デザイナー柳宗理のお父さんで「民藝運動の父」の柳宗悦、考古学ではなく「考現学」を始めた今和次郎 兄弟ほか、今の時代と私たちの生活にもつながってくる、超一流の学者や芸術家たち。
いずれも当時の東北地方を旅して見たもの、体験して感じた内容が、貴重な記録資料と展示品の数々により鮮やかに再現されている。


勝平得之《秋田風俗人形》昭和初期 秋田市立赤れんが郷土館


左:ブルーノ・タウト原型指導《椅子(規範原型 タイプC)》1933年 仙台市博物館

右:ブルーノ・タウト デザイン 作品左:《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》
  作品右:《卵殻螺鈿角形シガレットケース》1934年 群馬県立歴史博物館


日本と世界が疫病と不況に苦しみ、戦争の足音が近づきつつあった昭和初期(戦前)という時代。雪に閉ざされ文明開化に取り残された後進地とされながらも、自然と歴史を大切に守り、粘り強く大地に根差す暮らしを続けていた。そんな東北との出会いは、彼らの生き方に大きな影響を与えた。

戦後の荒廃から復興、そして試練のように度重なる天災を経て、今の東北はどうなっているだろう?
都会と地方の格差、経済的発展と心の豊かさ。問題は解決されていない。それでも、当時の暮らしを彩った手仕事の数々には未来を良くするヒントがきっとある。だから今でも、私たちは東北に心惹かれるのかもしれない。


左:芹沢銈介『手仕事の日本』挿絵原画より《けら(陸奥)》1945年、日本民藝館

右:《刺子足袋(宮城県)》1940年頃、日本民藝館


《こけし(木地山系)》1925-41年頃、原郷のこけし群 西田記念館

 

展示会場は、丸の内駅舎内「東京ステーションギャラリー」

東京ステーションギャラリーは1988年、東京駅の歴史を体現するレンガ壁の美術館として誕生。丸の内駅舎の復原工事に伴い休館、2012年に美しくよみがえった駅舎内で新たなスタートを切った。重要文化財でもある東京駅舎の歴史的空間とともに、さまざまな美術・文化を楽しむことができる。

●東京ステーションギャラリー

東京都千代田区丸の内1丁目9−1 電話: 03-3212-2485
交通/JR東京駅 丸の内北口 改札前
東京メトロ 丸の内線「東京」、東西線「大手町」、千代田線「二重橋」 いずれもM12出口から地上へ。丸の内北口ドーム内へ入ると左手に入口が見える

<展示情報>
東北へのまなざし1930-1945

期間/2022年7月23日(土) - 9月25日(日)
休館/月曜日(8/15、9/19は開館)
時間/10:00 - 18:00(入館は閉館30分前まで、金曜日は20:00まで開館)
入館料/一般 1,400円 高校・大学生 1,200円 中学生以下無料
 チケット購入はこちら

 *展示室内の混雑を避けるため日時指定制を導入し、各時間で入館人数の上限を設定しています    
 *館内で当日券を購入できますが、土日祝など混雑する時間帯は入館をお断りする場合があります
 *招待券/招待ハガキをお持ちの方は直接美術館へお越しください(予約等不要)
主催/東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、日本経済新聞社
特別協力 日本民藝館

プレゼントの応募方法

以下の応募要項にしたがって、「ハッケン!ジャパン」の問い合わせフォームよりご応募ください。
1.「お名前」「メールアドレス」の欄にご記入ください。

2.「ご用件名」は「プレゼント応募」を選択してください。

3.「お問い合わせ内容」に「東北へのまなざし展チケット希望」とご記入いただき、ご住所(都道府県)とご年齢(年代)をご回答ください。

応募締切 2022年8月15日(月)0時 ※応募終了

当選人数 ペアご招待チケット(1400円×2枚)+仙台駄菓子「ゆびわ」1袋(432円)を5名様に

※本プレゼント企画の運営は「ハッケン!ジャパン」で、応募先は以下になります。
https://hakken-japan.com/contact/
ご送付に際し、必要事項の記入とお間違えのないようにご注意ください。

※応募多数の場合は抽選によって決定。当選者の方のみ、賞品発送のお知らせをさせていただきます。
※ご応募いただきましたお客様の個人情報は、本懸賞の抽選および賞品の発送に利用し、それ以外の目的では使用いたしません。当社プライバシーポリシーに基づき適正に取り扱います。

 

みちのくの心が息づく「仙台駄菓子」もプレゼント!

昭和初期の東北旅を追体験する展示企画に合わせて、東北の都・仙台の昔なつかしい仙台駄菓子のお土産をセットでご用意。300年以上の歴史をもつ 元祖 仙臺駄菓子本舗 熊谷屋の「ゆびわ」は、はったい粉と餅粉、黒砂糖を練って細く切り、指輪の形に整えたもの。素朴でかわいい形と懐かしい自然の甘味で愛され続ける、伝統のお菓子。提供は、東北の縁起物・お祝い品を贈るオンライン・ギフトショップ「iwai-red」

https://iwai-red.com/
 


【おすすめ記事】

山形の紅皿~花嫁と母をつなぐ思い出の品と受け継がれる紅の物語

おうちで旅気分。岩手の“んめぇ” “めんけぇ”を知ってほしい!

いままでの「ハッケン!ジャパン」プレゼント告知記事の一覧