3歳、5歳、7歳、それぞれの歳まで、無事に成長できたことを祝う七五三。なかには準備をしないまま、こんな時期…という人もいるのでは。12月いっぱいは神社へのお参りや記念撮影も、まだ大丈夫!
そこで、人気の着物専門店や髪飾りのブランドに、今年の七五三ファッションのおすすめを取材。ぜひ参考にして。

上質な着物をレンタルで手軽に

せっかくの七五三だから良いものを着せてあげたい、という人には貸衣装を提案。正絹の着物を手に届く価格で利用できる。小物も上質で、必要なものの大半がセットされているので、準備の時短になるのも魅力だ。

「ピンク地花束/被布 赤地花車」12万円+税 セット内容:着物、被布、長襦袢、帯、草履、バッグ
※ハッケン!ジャパンのフリーペーパー表紙撮影のモデル着用商品
https://hakken-japan.com/columns/freepaper01/

 

 

左:7歳用「水色地古典文雲取重ね花鈴」20万円+税。セット内容:着物、長襦袢、帯、帯揚げ、しごき、筥迫セット(筥迫・草履・バッグ・帯締、末広)、着付け小物

右:3歳用「白地花桜/被布 ヒワ色地花毬」10万円+税。セット内容:着物、被布、長襦袢、帯、草履、バッグ

三越伊勢丹グランジュール 
最高の慶び(よろこび)の瞬間を輝かせる上質な貸衣装を提供。2019年の七五三は12月31日(火)まで、新宿店・浦和店・立川店・日本橋店・銀座店で受付中。

 

洋髪にも可憐な和の髪飾りを

七五三で女の子をかわいらしいお姫様にしてくれるのが、つまみ細工の髪飾り。伝統的な日本髪を鮮やかに彩るのはもちろん、ボリュームのある洋風スタイルにも和の趣きや上品さをプラスしてくれる。

発色の美しい高級呉服生地・丹後ちりめんを使用、満開の桜を表現。全11色。ハッケン!ジャパンのフリーペーパー表紙撮影で着用商品
「桜六輪クリップ」1万1000円(税込) ※Uピン3本組は+3000円のオプション

おはりばこが創業から大事にしている、かわいらしい押絵のうさぎに、高度な技術を詰め合せた三歳梅の存在感が光る一品。全4色。
「【3歳用】はねうさぎコーム ビラ・ぶらセット」1万3200円(税込)

10年も試行錯誤を重ねた、まるくてかわいい雰囲気の「ねじ梅」。繊細な銀モールとビーズの花芯をあしらい、ちょっとお姉さん風の仕上がり。全4色。
「【7歳用】ねじ梅と蝶かんざし ビラ・ぶらセット」1万4300円(税込)

おはりばこ 
七五三や結婚式など着物姿にぴったりの髪飾りや和雑貨を製作・販売。オンラインショップのほか、京都・大徳寺前にある工房兼実店舗では、職人に学ぶつまみ細工体験も人気。  ※商品は全て手作りの一点物のため、色や柄の入り方、花びらの大きさ、パーツの向きなどが画像とは若干異なる場合あり

 

その後も着られる母のフォーマル着物

七五三で子どもに伝統的な着物を着せるなら、お母さんは子どもよりも一つ格を下げて「略礼装」といわれる訪問着・付下げ・色無地を選ぶのが一般的。フォーマルな着物は一着用意しておくと、結婚式や入学式など、それから先のお呼ばれや行事にもずっと活用できる。

左/シックで高級感のある紺色の地に、ぶどう柄のワンポイントがすっきりとした印象。着用後は自宅でも洗える。着物「やまと可憐」(仕立て付き)7万9000円+税。帯4万9000円+税

右/伝統的な古典文様を型友禅で染め上げた、流行りすたりのない一着。着物「やまとオリジナル付下訪問着Jクラシック」(仕立て付き、裏地代込み)12万9000円+税。帯4万9000円+税 
※小物は全て参考商品

きものやまと
創業以来100年以上、伝統をまもりながら時代に合わせた新しい和装の楽しみ方を提案。Webでの通販はもちろん、着た後のケアサービスなど、サポートも充実。

 

カジュアルな一着で着物デビュー

七五三だからといって特別なことはしないけれど、自分たちらしい記念日に。また、着物は着せても汚れなどで目くじらを立てず楽しくお祝いの日を過ごしたい、という人ならカジュアル着物という選択も。親子コーデも楽しめる。

子供が動いてもずれにくい、苦しくない、柔らかで結びやすい木綿のリバーシブル帯。半幅帯4900円+税。着物は参考商品。

子供の木綿着物、帯、衿がセットに!帯は同じ柄の大人用半幅(1万1500+税)もあり母娘コーデが楽しい。CODOMO MODERN「着物++SET1万9800+税。大人用着物は参考商品。小物-帯留め4900+税、正絹リバーシブル帯締め4900+

KIMONO MODERN
カリフォルニア発、ありそうでなかった和モダンな着物を提案する着物ブランド。Web通販ページから直接オーダーでき、気軽に着物を手に入れることができる。福岡市内に試着専門店も。

 

七五三は一生に一度しかない、わが子の節目の日。大変だからと省略せずに、できるかたちで祝ってあげたいもの。今からでも間に合うから、思い切って母娘で着物デビューしてみるのはいかがだろう。


取材・文/やまだ ともこ(ハッケン!ジャパン編集部)

 


【おすすめ記事】

いくつ知ってる?人生の節目を祝う伝統行事の意味・いわれ

神社の神職さんに教わる「七五三 ほんとうの意味とは?」

結婚式と七五三~一生の思い出になる記念日の着物について