2019年12月7日(土)〜2020年2月9日(日)まで、神田神社の境内に誕生した「EDOCCO STUDIO」(神田明神交流館B1F)で「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」が開催された。
アトラクション要素を組み合わせた体験型の展覧会で、アナログなアート作品にデジタル技術を融合した、斬新な仕掛けが用意されているのが特徴。
来場者の選択によって、ストーリーの結末や見ることのできる作品、演出効果が変化するというから、何度でも訪れたくなりそう。
展示ゾーンは、ストーリーに沿って構成されている。来場者をリードするのは、忠臣蔵で日本を代表する悪役のレッテルを貼られた吉良上野介だ。
光と反射の空間作品を創りだすアート集団「MIRRORBOWLER (ミラーボーラー).」の万華鏡のような美しい光に出迎えられて異界の門へと足を踏み入れた来場者は、そこで若き日の吉良上野介と出会い、切り絵作家や妖怪絵師らが創り出す、百鬼夜行の妖怪たちに遭遇する。
現役の役者や声優が盛り上げるストーリーに魅了され、クライマックスには、鬼の姿へと変わってしまった吉良の姿を表現した、ねぶたの作品に圧倒されるはずだ。
展示を見て楽しむだけではなく来場者自身に選択が迫られる局面もあり、闇が減った今の時代に和のあかりでよみがえる、物の怪の世界へどっぷりと入り込める仕掛けがたくさん用意されている。
神社を訪れる機会も増える年末年始のタイミング、江戸東京の守り神・神田明神にお参りを済ませたら、カフェやショップもある交流館EDOCCOへ。ゆっくり食事を楽しみながら伝統芸能をはじめとしたショーを楽しむことができるEDOCCO STUDIOで、既存のアート展の枠に留まらない新たな試みを体験してみよう。
江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博
期間/2019年12月7日(土)〜2020年2月9日(日) ※終了
10:00〜19:00(最終入場18:30)、金〜
※2019年1月1日(水・祝)〜3日(金)は20:00閉場
料金/一般1500円、小・中学生1000円、未就学児無料