2019年11月1日(金)オープンした渋谷の新たな顔「渋谷スクランブルスクエア/SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE」。渋谷エリアでもっとも高い約230m、地上47階建ての大規模複合施設だ。世界中に知られる日本を代表する名所、渋谷のスクランブル交差点に面する新たな“SQUARE(街区/広場)」。東京オリンピック開催により海外から日本を訪れる外国人がさらに増加するであろう2020年には、国内外たくさんの人々で賑わうランドマークとなるはず。
過去最大規模の「中川政七商店」は11階に
渋谷というと以前は“若者の街”というイメージだったが、最近は大人向けのスポットが増えて老若男女問わず楽しめる街となっている。十分、大人の括りに入る私世代にとっても、渋谷スクランブルスクエアはワクワクする中身がいっぱい。なかでもハッケン!ジャパン編集部として注目は、1716年奈良に創業した老舗「中川政七商店」の新・旗艦店。個人的にも大好き!
日本の工芸をベースにした暮らしの道具を展開する、“日本の工芸の入り口”をコンセプトに掲げオープン。過去最大となる約130坪のスペースに、全国800を超える作り手と共に生み出した約4000点もの商品が並ぶ。
店内は、創業の地である奈良の町並みをイメージ。店内を巡りながら、ものづくりの背景にある物語を見て・読んで・食べて・触って・感じることのできる新しい試みの店舗。
店舗中央に位置する「仝(おどう)」と名付けられた天井の下には、全国各地から集められた“今”の工芸が揃う。
中川政七商店選りすぐりのアイテムが豊富に揃う渋谷店の見どころは6つ。
渋谷の街並みをモチーフにした渋谷店限定商品「渋谷スクランブル交差点×日本の工芸」、
月替わりの企画展「中川政七商店が残したいものづくり展」、
中川政七商店のものづくりを紐解いたブランドブックと、陶器や漆などでつくられた渋谷店数量限定発売 “工芸の特装版”「初のブランドブックと特装版」、
全国各地から取りそろえた工芸品に触れることのできる「工芸の“今”に出会う」、
タペストリーや座布団、刺しゅうサービスなどがオーダーできる「工芸をあつらえる」、
そして、商品購入の先着1万8000名限定「数量限定ショッピングバッグ」。
渋谷の街並みをモチーフに、奈良県の織ふきんや石川県の張子飾りなど、日本の工芸をベースにした渋谷店限定商品。ちなみに、中川政七商店の“ふきん”は周りでも愛用している人が多い人気アイテム。
渋谷店でしか手に入らない数量限定配布のショッピングバッグ。デザインは「good design company」の水野 学氏が手掛けている。これは手に入れたい!
中川政七商店ファンならずとも心おどる、日本中を旅しているような気分が味わえる楽しい店づくりとなっている。自分用に、贈り物に、日本各地のすばらしい伝統に出合える「中川政七商店 渋谷店」は、渋谷スクランブルスクエア11階!
関東初出店の「堀内果実園」で和スイーツを
もうひとつ同じ奈良からの出店で注目したのが、1階「ecute EDITION」に入る「堀内果実園」。明治36年開業、先祖代々受け継がれてきた吉野の山々で果樹栽培に取り組む老舗農園だ。
樹齢100年以上の「百年柿」を中心に、梅、ブルーベリー、かりん、すももなどを栽培・直送。堀内果樹園が“しあわせのくだもの”としてつくりだすドライフルーツやシロップ、ジャムなどの加工品は、その味わいはもちろん見た目の美しさも魅力。
あんぽ柿にチョコレートをかけた「あんぽ柿ショコラ」、ドライフルーツとナッツを混ぜ込んだ「くだものナッツおこし」は渋谷店先行販売。やさしい和のスイーツは、ショッピングや仕事帰りの疲れを癒すアイテムとしてもぴったり!
あんぽ柿ショコラ(ミルクチョコレート・ホワイトチョコレート) 1個各450円
屋上の展望施設「SHIBUYA SKY」
さて、渋谷スクランブルスクエアに来たら押さえておきたいスポットといえば、屋上の展望施設「SHIBUYA SKY」! 360度パノラマビュー、45階から眺める渋谷と東京の街、晴れている日はどこまで見えるのだろうという圧巻の絶景が広がる。ハンモックや撮影スポット、ラウンジの設えもあり、子どもから大人までさまざまな楽しみ方ができそう。
駅直結の好アクセスで渋谷の新たなランドマークとして注目される渋谷スクランブルスクエア。ショッピングやグルメ、観光、非日常を体感できる空間で、ほっとできる“和”を探してみて。
中川政七商店 渋谷店 http://www.nakagawa-masashichi.jp/company/flagshipstore/shibuya/
堀内果実園 ecute EDITION渋谷店 https://www.ecute.jp/edition_shibuya/shop/1879
取材・文/濱岡操緒(ハッケン!ジャパン編集部)
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