京都で呉服店を経営する両親のもとで育った兄と妹が独自の感性で新しいキモノの世界を表現する「西村兄妹キモノ店」が、2019年10月から、毎月2日間だけの東京サロンをオープンした。
兄のヒロカズはシンガーソングライター・バンドマン、妹のMIZUHOはメイクアップアーティスト、それぞれに呉服店としては異色の経歴を持つ。
そんな二人が2004年に創業した「西村兄妹キモノ店」は、“キモノ・和文化を身近に”を合言葉に、洋服生地で仕立てカジュアルに着られる「~和 nagomi~」と、洋のパーティシーンに似合う本格的で上質な「~寿 kotohogi~」の2本柱をベースに展開。京都御苑の蛤御門(はまぐりごもん)からすぐ近くに本店を構え、根強いファンに支えられて、2019年秋に15周年を迎えた。
ハッケン!ジャパン編集部は2019年10月の開店(25・26日)を前に行われた東京サロン内覧会に参加。
ビルの一室を訪ねると、そこには届いたばかりの秋の新作がずらり。シンプルで美しい色合い、まさにありそうでなかった“こなれ感”のある着物地や帯、小物が並び、洋の空間で違和感のないモダンさが印象的。京都の店だが東京にファンが多いという店主の言葉に納得。
同時に、東京・港区という場所で際立つ、京都ならではの洗練されたバランス感覚と文化性の高さをあらためて実感させられた。
西村兄妹キモノ店東京サロンでは、手にとってゆっくりと商品が見られるだけではなく、キモノを身近にするためのシーン・コミュニティ作りも意識。
2019年11月は「江戸小紋」をテーマに、江戸小紋を作るための道具や技の紹介と、伊勢型紙彫り体験ができるワークショップも開催する。
(事前予約制、所要時間30分、参加費2,500円)。※終了
西村兄妹キモノ店 東京サロン
http://www.kimonoten.jp/tokyo-salon
住所/東京都港区赤坂6-19-45 コートモデリア六本木403 ※2020年4月移転
交通/東京メトロ・都営地下鉄「六本木」7番出口より徒歩約6分
電話/ 080-7545-6806
営業日時/ 12:00~19:00(ご予約制、毎月2日間オープンサロン)
※オープンサロン開催日等、詳細は公式サイトをご確認ください
※メールにて予約のうえ来店を。kyoudai@kimonoten.jp